堤防決壊の恐れ、切目川の護岸整備要望

写真=執行部に質問する玉置議員

 印南町議会の一般質問が13日行われ、トップ登壇した玉置克彦議員は、切目川下流域の護岸が長年にわたる流水で大幅に削り取られ、堤防の決壊の恐れがあることを指摘し、早急な対策を求めた。中でも元村地区側(右岸)の堤防を支える護岸の幅は5㍍以上あったが、現在2㍍まで削り取られている深刻な状況。執行部は「管理する県に護岸の整備を強く要望する」と約束した。

 玉置議員は「切目川は昔、暴れ川と呼ばれ、流域では過去幾度となく大水害に見舞われてきた。暮らしを守る切目川ダムも完成し、河川改修(上流部)も着々と進んでいるが、それによって下流域への影響が懸念される。川の流れは以前より1・5~2倍になっている」と指摘。右岸の護岸では流水の影響による「洗掘」が進んでいるとし、護岸の再整備を強く要望。今年度からスタートする切目橋の架け替え事業と並行して実施することも提案した。

 片山盛夫課長は「2012年にも(玉置議員から)同じ質問を受けて以降、県では大型土のうや洗掘を防ぐためのブロックを設置。ただ、災害復旧の予算では対応できず、県単独の予算で部分的な補修となっている」と答弁。「河川改修は県、切目橋架け替えは町の事業で同時の施工は難しいかもしれないが、同じ河川内の工事ということで県とも十分協議しながら、住民の不安を取り除く護岸整備ができるよう強く県に要望していきたい」とした。

 玉置議員は切目川の河口部の浜の一部が大雨時などに流出する状況が、以前と違って元村側に寄っていることも指摘し、執行部は「県に河口部の土砂のしゅんせつを要望したい」とした。

 このほか、古川眞議員が今年6月議会に引き続き切目川の河川監視カメラのピンボケについて「8月の豪雨では焦点が合っていたが、雨粒などがレンズにつかないような工夫もすべき」と求めた。前田憲男議員は清流小学校区の県道の歩道整備をただし、執行部は「プラ和歌山(古井)前の未整備区間220㍍の用地契約が終わり、今月中にも工事発注、今年度中に完成する」と報告した。

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