土地改良事業 名田周辺土地改区に大臣表彰

写真=表彰状を手に山野理事長

 全国土地改良事業団体連合会(二階俊博会長)が、土地改良事業の推進に貢献した団体や個人をたたえる2020年度の第62回全国土地改良功労者等表彰で、名田周辺土地改良区(山野茂理事長)が農林水産大臣表彰を受けた。農林水産大臣表彰の受賞は全国5地区以内となっており、県内からは16年度の南紀用水土地改良区に続いて3回目。連合会が3月に東京で予定していた表彰式が、新型コロナの影響で中止となったため、先月29日に和歌山市で県連合会から伝達された。

 名田周辺土地改良区は1961年2月の設立で、2級河川の日高川を水源として南北16㌔、幅500㍍ほどの帯状に伸びた、御坊市と印南町にまたがる海岸沿いの畑地帯が受益地の面積265㌶、組合員数700人の地区。県営・団体営事業等により造成された主揚水機場1カ所、中継揚水機場5カ所、ファームポンド7カ所、基幹水路約15㌔、分水施設16カ所と受益地に配水する土地改良施設の維持管理を行っている。

 地区の中心の名田地域は海岸に面した丘陵地帯で、太平洋に面した温暖な気候に、降霜もほとんどない農作物に適した地域でありながら最も重要な水源がなく、安定した農業経営を目指して水源確保と水の安定供給に取り組んできた。少ない職員数ながらも末端施設まで徹底して管理する体制や遊休農地対策、太陽光発電設備による組合員の負担軽減を図るなどの取り組みから組合員との信頼関係も厚く、土地改良区と組合員が一体となって地域農業発展に大きく貢献している。

 山野理事長は「名田周辺土地改良区は発足して60年余りになりますが、今回このような栄誉ある表彰をいただき、前理事長をはじめ歴代の役員の皆さまのご労苦に報いることができたのではないかと役職員一同喜んでいます。今後も関係各位のご協力を得ながら、水の安定供給、地域農業の発展に向けて努力していきます」と話している。

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