スポーツの力で勇気と希望を

 日高地方は子どもたちのスポーツイベントがたけなわ。土日を中心に野球やバレーボールなどの大会が各地で開催され、炎天下でも元気な歓声が聞こえている。紀三井寺公園野球場でも全国高校野球選手権和歌山大会が開催中で、球児たちが甲子園出場を目指して白熱したプレーを展開。地元勢では日高が日高中津との兄弟対決を制してベスト8に進んだ。今後は強豪との対決となるが、観客らを感動させるプレーを期待している。

 東京オリンピックが23日から開催。本来は昨年に開かれる予定だったが、新型コロナ蔓延のために1年延長。1964年以来57年ぶりとなる。世界のトップレベルのアスリートが出場するスポーツの祭典で、8月8日まで17日間にわたって各国の代表選手が母国の誇りをかけて競い合う。

 だが、開幕間際というのに盛り上がりに欠けている。注目選手などの報道は少なく、相変わらず新型コロナ対策が取り上げられがちだ。大会関係者の感染、無観客試合の決定、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の失言などとネガティブな話題が相次いでいる。2013年9月のIOC総会で東京開催が決まった時は、日本国中が歓喜で湧いたが、現状は「本当にオリンピックはやるの?」という感覚さえ受ける。しかし、始まってしまえばアスリートたちの熱い戦いに心が躍ることだろう。

 スポーツは、いつも見る人を感動させてくれるようなドラマが生まれる。勝利に向けて懸命な姿、戦いの中にも相手を気遣うやさしさなどは人々の心を打つ。コロナで疲弊した世界をスポーツの力で吹き飛ばし、勇気と希望を与えてくれることを期待したい。(雄)

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