田辺の外国人殺人事件 JR切目駅も一時騒然

写真=多くの捜査車両で騒然となる切目駅前

 12日昼、田辺市下万呂のアパートの一室で、ベトナム国籍の男性が刺殺される事件があり、田辺署は近くにいた同じベトナム人の男を殺人の疑いで逮捕した。複数人が現場から立ち去っていたことから、田辺署は緊急配備を敷いて御坊署や県警と連携して行方を追い、犯人は田辺市内、立ち去っていた別のベトナム国籍の3人はJR切目駅で確保。切目駅周辺ではパトカーや捜査員が大勢集まり、一時騒然となった。

 亡くなったのはベトナム国籍の住居、職業不詳のグェン・マン・ホアさん(38)。逮捕されたのは、同じく住居、職業不詳グェン・クオック・カー容疑者(23)。

 田辺署によると、カー容疑者は12日午後3時ごろ、下万呂地内のアパートの一室で、持っていた折りたたみ式の刃物でホアさんの左肩や背中を刺し、午後4時22分に死亡させた疑い。

 午後3時19分ごろ、「外国人同士のけんかで出血して人が倒れている」と消防を通じて通報があり、田辺署員が現場に急行。ホアさんが倒れており、病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 殺人事件として捜査を開始。事件当時、部屋には少なくともベトナム人8人がいたが、捜査員が到着したときには倒れていたホアさんのほかに3人しかおらず、カー容疑者のほか3人が立ち去っていたことから緊急配備態勢で行方を追った。通報から約1時間後、現場近くの路上にいたカー容疑者を捜査員が発見し、身柄を確保。残り3人の行方を追い、御坊方面行きの電車に乗っているところを切目駅で降ろし、事情を聴いた。結局、3人は当時部屋にはいたが、事件にはかかわっていなかった。カー容疑者を取り調べ、容疑が固まったことから13日午前1時27分に田辺署で逮捕した。容疑をおおむね認めている。同署では2人の関係性や詳しい動機等を追及していく。

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