聖火リレー 御坊市は11人がつなぐ


写真上=トーチを掲げてスタートする木村さん
写真下=トーチキスをする田中さん㊧と近藤さん

 東京五輪の聖火リレーが9日、関西のトップを切って、県内で始まった。1日目は新宮市から和歌山市まで9市町で91人のランナーが走り、御坊市では薗地区津波避難タワー三差路から紀央館高校まで、地元の木村波優美さん(66)=御坊市薗=、田中裕太さん(13)=同市野口=、近藤雄一さん(35)=日高川町寒川=ら11人がリレー。沿道からの拍手や手を振ってのエールを受けながら、それぞれの思いを胸に聖火のともったトーチをつないだ。

 第7区間の御坊市ではスタートの薗地区津波避難タワー三差路で聖火の到着を祝うミニセレブレーションがあり、三浦源吾市長が「聖火リレーのコンセプトは『希望の道を、つなごう。』。支え合い、認め合い、高め合う心でつなぐ聖火の光が、新しい時代の日の出となって、人々の希望の道を照らし出します。それぞれの思いを聖火に込めて走るランナーの11人を大きな拍手で応援してください」とあいさつ。第1走者の木村さんが「御坊市の希望の道を11人のランナーが聖火をつなぎます。私は御坊市発展はもちろん、皆さんが喜びや悲しみを分かち合える地域であってほしいと願い、そして感謝を込めて走りたい」と思いを述べた。木村さんが薗会館の館長を務めていることから、「かんちょうさん がんばれ」という言葉や五輪マークが描かれたわかば保育園児の旗が掲げられ、拍手のなか、三浦市長から点火されたトーチを掲げて、にこやかに走り出した。

 通称18㍍道路を北上した第3走者の田中さん、第4走者の近藤さんも、沿道に手を振りながら笑顔で走行。聖火を受け渡す2人の「トーチキス」では「2020」を手や体を使って元気よく表現した。薗の70代男性は「(木村)館長さんよかったわ。聖火を生で見られて最高でした」。名田町の女子中学生(13)は「華やかで感動しました。オリンピックが楽しみです」と笑顔を見せていた。

 聖火リレーを終えて木村さんは「夢のようでした。みんなを元気づけられたらと思って走りました。地元の方が大勢来てくれてうれしかった。この重みに恥じないよう生きたい」。田中さんは「とても感動しました。うれしく、楽しく、言葉では表せません。一生の思い出。次に日本でオリンピックが開催されるときは運営に携わりたい」、近藤さんは「和歌山に来てからの6年を振り返り、寒川の人への感謝を込めて走れました。本当に素敵な時間で、スローモーションのようにゆっくりだけどあっという間という不思議な感じ。皆さんの応援がうれしかったです」と話していた。

 2日目の10日は和歌山市を出発。橋本市までを走った。

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