漁師小屋を飲食店や産直市場にリノベーション

写真=漁師小屋(写真奥)の前で花を植える園児

 印南町の若者有志が今年度から、印南漁港を観光・交流拠点にする住民参加型のまちづくりプロジェクトをスタートさせた。漁港内の漁師小屋をリノベーションして飲食店や産直市場、ワークスペースをオープンし、屋外にはバーベキュースペースなども計画。第1弾の取り組みとして、23日には漁師小屋前の花壇を再整備し、地元園児とともに季節の花を植えた。

 まちづくりプロジェクトは不動産鑑定士の古田高士さん(40)=印南=が代表取締役を務める和歌山市の不動産業・株式会社和みと、西ノ地の株式会社いなみの里梅園(藁科秀一代表取締役)が中心となって立ち上げ、地元の農業者やみなべ町の女性らも協力。町、商工会、紀州日高漁協らとも連携していく。

 観光・交流拠点となる印南漁港内には仮眠所や倉庫などの漁師小屋が15棟あるが、現在空き家となっている棟もあり、5月中旬までに11戸を購入。リノベーションして、早ければ7月にも地元の魚や農産物が食べられる飲食店をオープンし、今秋には産直市場もスタートさせる。

 地域の学生や主婦、会社員らが気軽に使えるワークスペースも開設。屋外では海鮮バーベキューや釣り、野外映画なども楽しめるようにする。リノベーションの費用などは自己資金、借入、クラウドファンディングを活用。将来的には地元有志でまちづくり会社を新設し、地域住民や関係者から協力金を募り、収益を分配するシステムをつくっていく。

 漁師小屋前での花植えにはいなみこども園年長児59人が参加。マリーゴールド、ペチュニアなど5種400本を植栽し、まちづくり拠点としての発展に願いを込めていた。

 古田さんは「印南町では若者が流出し、空き家が目立っている。地元でとれた魚介類などを食べる店舗も少ない。こういった地域課題を解決するため、かつお節発祥の地というブランド力も生かしながら、まちづくりを進めたい。町内外問わず、協力者の輪を広げていければ」と話している。興味のある人は℡090―5062―1011まで。

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