コロナ第4波 県内も急増傾向

 大阪での新型コロナウイルス感染が拡大する中、和歌山県でも感染者数が急増している。県は7日、過去最多となる38人が新たに感染したと発表。大阪に近い和歌山市や橋本市内で感染が目立ち、感染力の強い変異株の影響により、日常生活を送る中で感染が広がる市中感染が起きている恐れもあると指摘。御坊保健所管内でもすでに感染が確認されている人の濃厚接触者として新たに3人の陽性が判明した。

 県内では先月30日から5日まで7日連続で10人台の新たな感染者が確認され、県は「感染の第4波に入った」との認識を示している。6日には感染者が20人となり、7日はさらに増えて38人。一日当たりの感染者数で過去最高だった今年1月20日の24人を大幅に上回った。

 変異株は新たに5人確認され、計107人。県はコロナが大阪から持ち込まれて家族や同僚にうつる事例が多いとし、変異株の影響でさらに拡大するスピードが上がっていると分析している。

 7日の新規感染者数の保健所管内別内訳は和歌山市16人、橋本8人、岩出1人、海南5人、湯浅2人、御坊3人、田辺2人、県外1人。年齢層は10代から80代まで幅広いが、高齢者がカラオケで感染するケースが増えている。また、和歌山市内の介護事業所2施設でそれぞれ職員の感染が確認された。御坊管内は40代自営業男性、40代会社員女性、10代女子学生で、いずれも今月4日に感染が確認された10歳未満男子の濃厚接触者として6日に検査を受け、陽性が判明。症状は安定している。

 今回の新規感染者のうち18人の感染経路は不明となっており、県福祉保健部の野㞍孝子技監は「想定外の感染拡大。和歌山市や橋本市などは市中感染が起きていると考えなければならない時期に入った」と警戒感を強めており、引き続き大阪などへの不要不急の外出、家族以外とのカラオケ、歓送迎会などの自粛を呼びかけている。

 県内感染者数累計は1422人、入院中は189人。病床数330床に対して使用率は57・3%で、初めて50%を超えた。最大400床まで増やすことができるが、病床ひっ迫の恐れもあるため、県は変異株感染者の退院基準を見直し、一定期間入院後に自宅療養が可能としている。

関連記事

フォトニュース

  1. 傘差しや並進はせんといてね

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る