龍の造形大賞 杉山さんの「天怒末龍」が最優秀賞

写真=最優秀賞の「天怒来龍」

 田辺市龍神村の龍の里づくり委員会が地域活性化の一環で初めて行った、龍をテーマにした「第1回龍神村龍の造形大賞2020」の入賞作品が決まり、最優秀賞には杉山幸則さん(千葉県)の「天怒来龍」が選ばれた。

同委員会は龍にこだわった地域活性化に取り組んでいる。フィギュアメーカー「海洋堂」の協力を得て造形大賞を創設した。

 国内外から137点の応募があり、昨年12月に龍神市民センターで展示会を開催。海洋堂創業者の宮脇修さんを審査委員長に、プロのフィギュア造形師、龍神村在住のチェーンソーアーティスト城所ケイジさんら6人が審査し、入賞11作品を選出した。

 「天怒来龍」は紙粘土や合成樹脂などで作った立体作品。高さ約1・1㍍。作品紹介では「火付けや略奪、虐殺、思うがままに振る舞う人間たちに激怒した天が、遂に龍神を降臨させる」とし、月夜に龍が舞い降りる姿を迫力満点に表現した。寸評では「無数の松明の炎や背景の月夜の表現が良い」「造形で表現された物語、その大きさとともに強い作家性に惹かれました」など評価が高く、城所さんは「作り込みに脱帽です」と感心した。地元や県内の入賞者はなかった。作品は、現在建設中の地域づくり会社㈱龍神村の社屋が完成次第、展示する。

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