御坊署の宮本警部補に全国優秀警察職員功労章

写真=表彰状を手に宮本警部補と北島署長

 警察庁が多大な功績のあった警察官らをたたえる「全国優秀警察職員表彰」に県警から唯一、御坊署生活安全刑事課の宮本満弘警部補(54)が選ばれ、現役警察官にとって最高位の警察功労章を受けた。捜査現場で培った豊富な知識と経験を生かし、刑事警察の要として手腕を遺憾なく発揮。17日に北島彰署長へ報告し、安全安心な和歌山の実現へ気を引き締め直した。

 今年、表彰を受けたのは全国95人。県警からは53人目、御坊署からは6人目の受賞となった。表彰式は新型コロナの影響で中止。16日に親家和仁本部長から伝達を受けた。

 宮本警部補は御坊市出身で、1989年に警察官となり、勤続32年のうち、約25年にわたり刑事部門で活躍。御坊署には2014年から勤務しており、現在は組織犯罪対策係と知能犯係の係長を務めている。

 これまで暴力団対策や薬物犯罪の捜査を中心に携わり、薬物捜査では数多くの密売人を検挙。大阪市西成区への潜入では2~3カ月の間、地元の人にまぎれるよう作業着姿で張り込みをし、大口取引の全容を解明した。

 「悪い者に厳しく弱きを助ける」がモットー。「薬物捜査はタイミングが重要。逃走や事故防止のため、犯人の身柄確保の瞬間が一番神経を使います」と地道な捜査の連続で、犯人逮捕の瞬間、包丁で自傷行為に及んだのを止めようとし、刺された傷の跡が今でも左手の甲に残る。元締めとされる大物の売人の検挙では、200㌘の覚せい剤や拳銃を押収。「あんな大量のシャブは後にも先にもないと思う」と振り返った。

 署長室で報告を受けた北島署長は「これまでの仕事が認められた素晴らしいこと。署員一同、喜んでいる。これからも職務に精励して後進の指導、育成にも努めてほしい」と今後一層の活躍に期待。宮本警部補は受賞に「身に余る光栄。この章に恥じないよう、後輩の指導、育成、そして自分自身も頑張らなければという思いです。組織が人(自分)を成長させてくれました。これからも安全で安心な和歌山を実現できるよう職務にまい進したい」と話している。

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