1日から病院にワクチン配送
- 2021/2/27
- 社会
新型コロナウイルスワクチンが県内でも来月1日から、医療機関に順次出荷され、医療従事者を対象に優先接種が始まる。当初、3月中旬からの見通しだったが、前倒しして感染予防に努める。
ワクチンはコロナ患者の入院を受け入れている医療機関や疑いのある救急患者らを受け入れている医療機関の医療従事者等から接種していく。県内の優先接種希望者数は2月17日現在、3万7000人。1日の週にはまず日本赤十字社和歌山医療センターや済生会和歌山病院など県内11医療機関に約4000人分のワクチンが配送され、うち日高地方ではひだか病院と独立行政法人国立病院機構和歌山病院に届けられる。さらに8日の週には県立医科大学附属病院や紀南病院など県内11医療機関に約4000人分が送られてくる。
今回使用するのは、国が国内で初めて承認したアメリカのファイザー社製。国内では接種を受けた医療従事者から接種部位の痛みなどが出ているが、重大な副反応は報告されていない。