御坊日高教育旅行誘致協議会が発足
- 2021/2/10
- 政治・経済
日高地方7市町の広域で体験型観光を推進する御坊日高教育旅行誘致協議会の設立総会が10日、御坊市の日高振興局で開かれた。
体験型観光を推進し、交流人口を増やして地域の活性化を図ることを目的とし、各市町の首長、教育旅行誘致団体、観光や商工関係者ら26人で組織。
現状は各市町で教育旅行などに対応しているが、広域で取り組むことで▽大規模化による運営コストの削減▽受け入れ体制の強化▽窓口の一元化による客の利便性や情報発信力の向上▽コンテンツのパッケージ化による魅力向上――などのメリットがある。
総会では初代の会長に日高町の松本町長が選ばれ、「7市町の関係者が一丸となって取り組むことで、地域の活性化に大きな効果を期待している」とあいさつした。副会長には日高川町の久留米啓史町長、監事に美浜町の籔内町長と印南町の日裏町長が選出された。
2021年度の事業計画では▽大規模人数を一度に受け入れる体制を整備する広域ワンストップ窓口運営事業(901万1000円)▽お試しの受け入れを行う御坊日高地域子供体験学習推進事業(100万円)▽旅行会社や学校へのプロモーション活動等を行う体験メニュー造成及びプロモーション事業(116万8000円)――を盛り込んだ。
今回の協議会の設立を受け、3月上旬に観光推進の実働組織となる紀州体験交流ゆめ倶楽部(仮称)を立ち上げる。