ワクチン用冷凍庫 ひだか病院にも届く

写真=日高病院に到着したワクチン保存用の冷凍庫

 新型コロナウイルスのワクチンを保存する専用の冷凍庫が県内医療機関に届けられており、ひだか病院には16日に到着した。国が国内で初めて承認した米国ファイザー社製のワクチンを、マイナス75度で保存するための設備。県内ではいよいよ来月中旬から、医療従事者約3万人、うち御坊保健所管内は約3000人を対象に先行してワクチン接種がスタートする。

 専用冷凍庫の容量は70㍑、最大で9750回分のワクチンが保存できる。国から配備されており、16日までに県内の医療機関に計13台が届けられた。3月以降には各市町村にも順次到着し、6月までに県全体で90台が設置される見通し。

 肝心のワクチンがいつ届くのか、県庁医務課でも「国から情報がなく分からない」としているが、準備は着々と進められており、県内ではまず3月中旬から医療従事者に先行接種。4月からは65歳以上の高齢者約30万人、5月からは基礎疾患のある人や高齢者施設などの職員への接種が予定されている。それ以外で対象となる16歳以上の県民については6月以降。全国的には早いところで今月17日から医療従事者に接種が始まる。

 ワクチン接種は国が負担するため無料。3週間の間隔で2回行う。妊婦や体の弱い高齢者、腎臓や肝臓などに疾患がある場合は、医師がリスクに比べ有益性が上回ると判断し、本人の同意があれば接種可能。重い急性疾患にかかっている人や発熱者などは対象外とする。厚生労働省によると日本人160人を対象にした治験では、海外と同様にウイルスの働きを抑える「中和抗体」の増加が確認されている。効果の持続期間は確立していない。

 接種の方法は1カ所に人を集める集団接種、または地域の診療所などで行う個別接種があり、御坊保健所管内では副反応が出た場合の対応、会場の確保、ワクチン運搬などにかかるメリット、デメリットを考慮しながら、どちらを選択するのか検討している。

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