MホッケーW杯東京大会中止

 ことし夏には、コロナ禍のため昨年夏から1年の延期となった東京オリンピックの開催が予定されている。一方、一度は延期と決まったがその後に中止が決定された、東京が舞台の国際的スポーツ大会もある。マスターズホッケーワールドカップ東京大会だ◆この大会については、グランドマスターズホッケー選手で多くの国際試合出場経験を持つ妹背修治さん(美浜町)から聞いた。日本は決してマスターズホッケーが盛んな国ではない。今回、東京大会の開催が決まっていたのはひとえに東京五輪のおかげ。これまで国内にはなかった大規模なホッケー場が整備され、世界大会の開催が可能となった。夏季五輪が日本に決まるという、そうそうあることではない千載一遇のチャンスがもたらした決定である◆しかしせっかくのその決定が、新型コロナ禍という未曽有の災厄のため立ち消えになった。妹背さんが知らせてくれた時には、あまりのことに言葉がなかった。妹背さんの国際試合出場数は95回。出場していれば100回を達成できたかもしれない他の国際大会も、コロナ禍で中止となった◆10年前、妹背さんは高齢者向けのホッケー本がないことから「自分で書けばいい」と、ブックレット(小冊子)の形で発行を始めた。先ごろその5巻目が発刊。自身の経験を分析しながら、心構えやプレーの極意を詳述。実際にマスターズホッケーで国際大会に出たい人が読めば役立つように、実に具体的にきめ細やかに書かれる◆何に関しても、先行きがどうなるか誰にも読めない時代である。ただ目の前のことを丁寧に、誠実に消化していく。潮目が変わった時、それが力になる。妹背さんの著書を読んでそのことを実感しつつ、いい潮流が早く到来することを祈った。(里)

関連記事

フォトニュース

  1. 地震がきたらどうする?

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1. 写真=1点1点じっくり観賞する来館者  みなべ町立図書館ゆめよみ館で14日から、南部高校美術部…
  2.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  3.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  4.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  5.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
ページ上部へ戻る