十日えびす 各地で密避けにぎわう

写真=縁起物を買い求める参拝者に鈴を振って福を招いた(須賀神社)

 商売繁盛などを願う「十日えびす」が宵えびすの9日から11日の残り福まで、日高地方の神社でも行われた。今年は各神社とも新型コロナ感染症対策を徹底し、一部時間や規模を縮小しての実施となったが、参拝者も密を避けるなど協力しながら商売繁盛や農作物の豊作、コロナの終息を願っていた。

 みなべ町西本庄の須賀神社(前芝弘知宮司)では毎年行っていた餅まきを中止。福娘も自粛し、9日の宵えびすから10日の本えびすにかけては例年、夜通し行っていたが、10日午前1時にいったん閉めるなど対策を徹底した。参拝者には人が多くなる時間帯を避けるよう呼びかけも行っていた。今年はちょうど3連休と重なったことで時間に余裕があったためか、うまく参拝者が分散されたようで、同神社では人が途切れることはほとんどなかったものの、密集はうまく避けられた。
福娘の代わりに、戎奉賛会のメンバーが福笹や福俵など縁起物を買った人に太鼓や鈴を鳴らして福を招いたり、えべっさんの面をつけるなどして盛り上げた。

 毎年縁起物を買いに来ているという町内の梅農家の女性(71)は「昨年は不作だったので、今年は豊作になってほしい」と願っていた。戎奉賛会の西山弘顧問(70)は「やはりコロナが終息して平穏な1年になってほしいというのが一番の願い」と思いを込め、前芝宮司は「奉賛会の皆さんが事前に感染対策を考え、実践してくれて無事行うことができた。参拝者の皆さんも感染防止に協力いただき、気持ちよくお参りしてもらえた。うまく分散され、例年と変わらない人出となりました」と喜んでいた。

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