催事場裏側の熱い思い

 先日、オークワロマンシティ御坊店さんにお邪魔して、バレンタイン商戦を取材した。

 対応してくださったのは、お歳暮やお中元など季節ごとに特設される催しもの売り場を担当する岡田佳代子さん。バレンタイン特設売り場が設けられたのは、お正月気分も冷めやらぬ今月7日で、バレンタイン当日まで1カ月以上もあり驚いた。筆者が中高生の頃は、2月に入ると友達と買い物に行ったり、家でみんなで大騒ぎしながらチョコ作りをしたりと、うれし恥ずかし楽しい思い出。

 岡田さんによると、特設売り場の開設は、年々早まっており、開設すればすぐにお客さんが購入していくという。すでに完売の商品も多くあり、今の時代「2月に入ってから」とのんびり構えていると、希望の商品が買えずにしょんぼりすることになる。

 きれいにディスプレイされた商品を見て回るのは楽しく、見れば買いたくなるもので、ふらっと入って来たお客さんもじっくり迷いながら、たくさんの商品を購入していた。帰り際、岡田さんにあいさつに行くと、もう次にやってくるホワイトデー用の売り場設営の打ち合わせ。かかってきた電話はその次のお彼岸の商品の相談と先々の予定で大忙しだった。

 催事場は、通りかかれば「そういえば、もうそんな季節か」と何気なく気付く場所だが、その裏側は、需要をとらえ、対象となる客に合わせてディスプレイも工夫、商品知識も蓄え、実際に購入して食べてみて、その感想を従業員同士共有するなど、とても意識が高く感動した。ネット通販の利用増加の一方、欲しいときに必要な商品を直接見て、手に取って選べる場所があることは、特に贈り物には重要なポイントになる。その場所を提供するため、熱い思いを感じた。(陽)

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