みなべ・田辺と能登 世界農業遺産つながりで交流会

写真=オンラインで能登のメンバーと交流した

 世界農業遺産認定地域同士の交流を深めて地域活性化につなげていこうと、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会梅システムマイスターの有志が17日、石川県のNPO法人能登里山里海マイスターネットワークのメンバーとオンラインで初めての交流会を開いた。今後も定期的にオンラインでの交流を続け、将来的には人や物の交流、さらには他の農業遺産認定地域にも輪を広げていきたい考えだ。

 みなべ・田辺の梅システムの認知度を高めていこうと取り組んでいる梅システムマイスターの中早大輔さん(39)=みなべ町西岩代=が昨年12月、世界農業遺産に日本で初めて認定された“先輩”の能登里山里海マイスターネットワークの田畑行輝理事長を訪ねたことがきっかけ。同ネットワークが定期的に行っているオンライン会議への参加を提案され、今回実現した。

 中早さんら梅システムマイスターを取得している11人と、推進協議会事務局の役場職員、県庁職員合わせて14人が役場3階の会議室に集まり、オンラインで参加した。能登からは田畑理事長ら約10人が参加、初顔合わせで、全員が自己紹介を兼ねてなぜマイスターになったかなど思いを述べた。能登では196人がマイスターとなっており、うち約50人は若い世代の移住者であること、マイスター同士が交流するために昨年NPOを立ち上げてオンライン会議を開いているなどの説明があった。

 初回ながら和気あいあいの雰囲気で、互いの地域のことや取り組みについて積極的に意見を交換。みなべの参加者は「農業遺産を子どもや孫たちに地域の宝物として伝えていきたい。能登とコラボして認知度を高めていきたい」など率直な思いを伝え、能登の参加者からは「プラムツーリズムとして発信していけばどうか」「他の認定地域との交流も広げていける。大分や静岡などに声をかけていきたい」などの声が上がった。

 今後もオンライン会議で交流を続けていくことを確認し、次回からは互いの取り組みや課題などについて情報交換することにした。

 田畑理事長は「他の認定地域とオンラインで交流するのは初めてのことで、すごく勉強になった。今後はもっと踏み込んだ意見交換をして、将来的にはコラボした産品なんかも作っていければ」、中早さんは「人の交流や物の交流にも発展させ、他地域にも輪を広げたい。自分たちもマイスター同士で定期的に集まる機会を作っていきたい」と話していた。

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