10月の県内有効求人倍率0.98倍
- 2020/12/2
- 社会
和歌山労働局(池田真澄局長)は1日、10月の県内の一般職業紹介状況を発表した。有効求人倍率(季節調整値)は0・98倍で、前月より0・02㌽改善したものの、新型コロナの影響から求職者数が求人数を上回る厳しい情勢が続いている。
県内の10月の求職者は1万5425人(季節調整値)で6カ月連続の増加。企業の求人は1万5041人で5カ月連続増加しているものの、求職者数がそれを上回り、有効求人倍率は1倍割れの0・98倍。前月からは0・02㌽上昇し、昨年12月以来10カ月ぶりの上昇となった。
新規求人数(季節調整値)は5574人で前月より1・0%下回り、3カ月ぶりの減少。新規求人5675人(現数値)を前年同月と比較すると、6936人から1261人の減少となり、産業別では宿泊・飲食サービス業が320人減と最も減少数が大きく、次いで卸売・小売業(318人減)、教育学習支援業(244人)。
池田局長は「10月も求職者数が求人数を上回り、雇用情勢は依然として厳しさがみられる。新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に引き続き注意する必要がある」と話した。
御坊は1・08倍 御坊公共職業安定所の10月の有効求人倍率(現数値)は1・08倍で、前月より0・07㌽アップ、前年同月比は0・11㌽ダウンとなった。