羽子板の花子も喜んでる?

 日高川町鐘巻、道成寺(小野俊成院主)に20日、東京・池袋のサンシャイン劇場に長年飾られていた「六尺の大羽子板」が奉納された。

 1978年11月、同劇場のこけら落としで六代目中村歌右衛門の「京鹿子娘道成寺」、続く「十二月花形歌舞伎」でも尾上菊五郎、坂東玉三郎の「男女道成寺」を上演。羽子板は開場を記念して、現浅草おかみさん会理事長の老舗手打ちそば店「十和田」から㈱サンシャインシティに寄贈されていた。

 高さ約2㍍、幅約1㍍の大羽子板で、浅草の和装用品販売「飯田屋」が調製。白拍子花子と釣り鐘が絵柄となっている。20年前の同劇場改装から同社事務所入り口を飾っていたが、移転に伴い松竹㈱の紹介で同寺に奉納された。

 同社から坂爪聡常務取締役、総務部エキスパートの大村有佳さん、総務部の楠川央之さん、松竹㈱から歌舞伎座副支配人の原祐道さんが訪問。大羽子板は本尊の千手観音像近くに安置され、小野院主の読経で奉納式が行われた。

 坂爪さんは「多くの方に見て頂ければと奉納させて頂きました。ゆかりの道成寺にくることができて、羽子板の花子も喜んでいるようです」、小野院主は「長年劇場に飾られていた羽子板をお預かりできてうれしく思います。100年、200年も受け継いでいきたいと思っています」と話している。

 23日まで本堂に安置し、24日以降は縁起堂に移る。

写真=奉納された大羽子板と坂爪常務(左から3人目)、小野院主、原副支配人㊨ら

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