薄暮時の事故に注意

 さっきまで明るかったのにもう真っ暗。「秋の日はつるべ落とし」という言葉を実感する季節になった。他の季節に比べて秋は急速に日が暮れるということを表すことわざ。春と条件的には似ていると思うが、日が長くなっていくのと、短くなっていくのでは、感じ方が違うのだろう。

 警察庁が2015年から19年まで5年間の10~12月の交通事故発生状況を調べたところ、車と接触して歩行者や自転車の人が亡くなった事故の6割近くが業務中や通勤中の車によるもので、なかでも夕暮れ時に多発していることが分かった。警察庁は日没前後1時間を「薄暮時間帯」と定義しており、時刻別の死亡事故発生状況を分析した結果、日没時刻と重なる午後5~7時台に多く発生。薄暮時間帯に自動車と歩行者が衝突する事故が最も多く起き、事故類型別では横断中がその9割を占めているという。

 また、10~12月は夏から秋にかけての7~9月に比べ、午後4~6時台と早朝の午前4~6時台に歩行者や自転車の死亡事故が増加し、特に日没後1時間の横断中歩行者の死亡事故件数は7~9月の2倍。車対歩行者・自転車の死亡事故のドライバーの通行目的別件数をみると「通勤」と「業務(仕事)」を合わせて過半数となった。

 秋の全国交通安全運動期間中(9月21~30日)、御坊署管内の人身事故は0件だったが注意すべきはこれから。引き続き安全運転や対策が求められる。ドライバーはヘッドライトを早めに点灯し、歩行者や自転車は明るく目立つ色の服装で反射材を着用。日暮れが早くなって終業前の仕事や帰宅中、気が焦りがちになるかもしれないが、そこは落ち着き、家に着くまで集中して交通安全を徹底しよう。(笑)

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