智弁の小林投手 広島が4位指名

 プロ野球ドラフト会議が26日開かれ、智弁和歌山の小林樹斗投手(17)=美浜町吉原、松洋中出身・同校野球部OB=が広島から4位指名を受けた。子どものころからの夢をかなえ、喜びいっぱいの最速152㌔本格派右腕。「1年目から1試合でも多く一軍で投げ、勝ちにつなげられる投手になりたい」と力強く決意を示した。 

 午後6時半ごろ、チームメートの細川凌平選手が日本ハムから4位で指名されたのに続き、小林投手が指名されると、中継を見守っていた野球部員らから歓声が上がった。やや緊張した表情で同校での記者会見場に姿を現した小林投手は気持ちを聞かれ、「名前を呼ばれた瞬間、ほっとしました。素直にうれしいのひと言です」とにっこり。広島について「ファン、選手が一丸となっていて、温かみのあるチーム」と述べ、「勝ってファンの方に喜んでもらって憧れられる投手、(先発、中継ぎ、抑え)どこを任されてもしっかり抑えて勝てる投手になりたい」と語った。

 憧れとして、昨年夏の甲子園で投げ合った星稜高校出身の奥川恭伸投手(ヤクルト)の名前を挙げ、「投げ合えたら勝ちたい」と闘志。会見に同席した中谷仁監督(41)は「先輩たちがプロで活躍する姿を見て本気で努力を積んできた。きょうが合格発表ですね」と笑みを浮かべ、小林投手について「まだまだ未完成な投手。プロの指導者の方に鍛えてもらい、広島には(同校2学年上の)林晃汰もいますし、先輩たちに助けられながら大投手になってほしい」とエールを送った。

 小林投手は、小学3年から地元の松原少年で野球を始め、中学は松洋の軟式野球部でプレーした。日高地方中学生軟式野球選抜チーム「日高オールスターズ」にもメンバー入りし、智弁和歌山進学後は1年春からベンチ入り。2年春の選抜2回戦で甲子園初登板を果たすと、夏の3回戦では星稜戦で奥川投手と投げ合った。今年の和歌山大会で自己最速の152㌔をマーク。甲子園交流試合では3回を無失点に抑えた。2003年1月16日、美浜町吉原生まれ。身長182㌢・体重86㌔。右投げ右打ち。

写真=指名を受けてガッツポーズの小林投手、中谷監督、細川選手(右から)=和歌山市の同校で

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