日高高筝曲部 全国高校生伝統文化フェスにリモート出演

 日本の伝統文化の継承に取り組む高校生たちの晴れ舞台、令和2年度全国高校生伝統文化フェスティバルが12月12・13日、京都コンサートホール等で開かれる。「伝統芸能選抜公演」日本音楽の部には、日高高校箏曲部がリモート出演。全国で2校、西ブロック(近畿・中国・四国・九州)を代表しての出演で、31日朝には御坊市民文化会館大ホールで配信する演奏の収録が行われた。

 同部は1968年創部、52年の歴史がある。これまで県大会で31回優勝。全国高校総合文化祭には20回出演し、2007年から6年連続入賞(準優勝、文化庁長官賞、優良賞)。優秀校として国立劇場の東京公演にも3度出演しており、実績を評価されての出演となった。2014年以来、6年ぶり2度目。

 今回は初めての曲、高橋久美子作曲「月虹の中で」に挑戦。月の光でできる夜の虹をイメージした美しい曲で、クレッシェンド(音をだんだん大きくする)が多く技術的にも難しい。出演は部員10人のうち1・2年生6人。今年はコロナ禍で活動時間も例年より短かった中、集中して練習を重ねた。

 部長の浜本乃愛(のあ)さん(2年)は「3年の先輩方と挑むはずだった県大会も延期になり、先輩が引退された未熟な状態で不安を感じましたが、出演は先輩の功績のおかげなので、伝統に恥じない演奏にしたいです。全国の皆さんの心に響くような演奏を届けようと思います」と話して収録に臨み澄みきった音色を奏でた。

 指導の神田佐和子さんは「若さの輝きにふさわしい美しい曲で、演奏に当たっては部員たちにも美しい夜空や月などをよく見るように言ってきました。全国トップレベルの高校生が一堂に会するフェスティバル、リモートですが再びの出演依頼は部員たちにとって素晴らしい舞台です。短い練習時間でよく努力してくれました」と話している。

 演奏の動画は、12月13日午後1時から4時半まで京都コンサートホールで行われる伝統芸能選抜公演の中で披露される。全国にもユーチューブで配信。

 同部のメンバーは次の皆さん。

 浜本乃愛、古田皓子、三村稜(以上2年)、大川天羽、岡山穂乃香、堀口佳音(以上1年)▽技術指導=菊瓔(神田)佐和子▽顧問=小川万里子、尾﨑香里、石井茂野

写真=全国に届ける演奏収録に臨む日高高校箏曲部

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