コロナを正しく理解できる絵本

 先日、御坊南ロータリークラブが、日高地方1市5町の幼稚園や保育園に、新型コロナや肺の機能について学べる絵本を2冊ずつ寄贈。御坊市役所で行われた寄贈式の取材時、贈られた絵本の1冊「せかいがかぜをひいたから」をみせてもらった。

 これは新型コロナについて学べる絵本。現役の医師で、9、7、4歳の3人の子どもを育てる母でもある高橋しづこさんが文、絵ともに手がけたもの。今年3月の突然の一斉休校時、休校の理由や必要性、コロナについての説明が子ども達に十分に伝わっていないことに疑問を感じ、子どもたちが理解しやすいようにと作品を描き始めたという。新型コロナウイルスとは何か、感染に関して気をつけるべきこと、日常の過ごし方などを子どもが正しく理解できるよう、わかりやすい言葉とやさしい絵で表現されている。そのほか、最前線でコロナと向き合う医療現場のことも描かれているのは、治療中に感染し、命を落とした先輩医師の存在や、自らの感染、他人に感染させるのではないかという気持ちを抱きながらも、働き続ける病院仲間の仕事に対する使命感に心を打たれたから。そして、感染防止の協力を子どもたちにも求め、「一人ひとりが頑張ることで、多くの人を助けることだってできる」と「自分の事」として考えるきっかけを与え、生きていく上でも大切にしてほしいと「自分を大事にすること」「思いやりを忘れないこと」というメッセージも込められている。

 この絵本は、オリジナル絵本通販サイト「YOMO」で販売されているほか、TBS公式YouTubeチャンネルで江藤愛アナウンサーによる読み聞かせ動画が配信されている。子どもだけでなく大人にもお薦めします。(陽)

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