酒好きは依存症を理解すべし

 2年前、飲酒し酩酊状態でトラブルを起こし、芸能界を引退することになったアイドルグループの元メンバーが、酒気帯び運転で逮捕された。2年前の謝罪会見で、今後の飲酒について質問されたとき「今は、絶対に飲まないと決めている」と答えていたのを見て「これはすぐまた飲むな」と思ったのを思い出した。飲酒が悪いわけではない。しかし、人生を変えるほど多くのものを失う失敗をすれば「もう2度と飲まない」と思うものではないだろか。毎晩飲酒する筆者でもそう思う。

 筆者は、歳のせいか年々飲む量は減っているが、今のところ肝臓の数値は良好。お酒の時間は仕事を終え、一日のなかでくつろげる時間。そこで心配になるのが習慣的に飲酒することで自分では気づかないうちに進行する「アルコール依存症」。

 一般的に一日に平均ビールだと1・5㍑、日本酒なら3合程度を飲み続けると10~20年でアルコール依存症になるという。「自分は大丈夫」との思い込みが依存症の第一歩となり、全国で推定450万人の予備軍が存在するという。

 製薬会社が発表している依存症状と進行プロセスによると、習慣的な飲酒で耐性ができ、以前より酔いにくくなる、飲酒時の記憶を失うのは、依存症の境界線。初期症状(精神依存)では飲酒のコントロールができなくなり、中期(身体依存)で飲酒をやめると発汗、ふるえ、不安、イライラなど離脱症状が現れ、これを抑えるため飲酒する悪循環に。後期で仕事や生活が困難になり、家庭や社会的信頼を失い、深刻な健康問題を引き起こす。

 筆者を含め、お酒が好きな人は依存症の怖さを知っておくべき。症状がある人は自己流で節酒しても改善はむずかしいそうなので、早めに専門医に相談を。(陽)

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