日高町がサルのテレメトリー調査実施へ

 日高町は鳥獣害対策として、サルに装着した首輪から電波を受信し、位置情報を把握するテレメトリー調査を上志賀地区で実施する。サルの行動範囲などを正確に把握したうえで、わなの設置場所などの対策に活用する狙い。11日開会の議会9月定例会に受信機の購入補助として44万3000円の補正予算を提案する。

 上志賀地区と連携した農作物の鳥獣被害対策の取り組み。7月3日、囲いワナで捕獲したメスザル1匹に電波を発信する首輪を装着して放しており、そのサルは群れに入って生活していることを確認している。計画では、サルの首輪から発信している電波を感知する受信器を、被害が多い上志賀地区に提供。サルが近づくと受信器が反応し、群れの位置を知ることができる。装着している首輪からの電波は2、3年程度発信し続け、受信器は手持ちのほか、車に装着して使用することもできる。

 地区の目撃情報も募り、随時、地域の役員に目撃した時間、場所、頭数などを報告。テレメトリー調査と合わせて活用し、サルの行動範囲などをデータ化する。2カ月に1回程度、関係者がワークショップも開催して被害状況などを地図上にまとめ、移動式わな、防護柵の設置などの効果的な対策につなげる。

 町担当職員は「調査を継続することで、季節ごとのサルの行動についても把握することが可能になる」と話している。

 日高町ではサルによる被害が深刻で、農家からは「最近では日常的に出没し、稲刈り前の稲などが食べられてしまう」という声も聞かれる。

 御坊市議会 8日午後の一般質問に田端卓司議員が登壇。新型コロナウイルスのPCR検査や気候変動対策について執行部をただした。本会議は10日、総括質疑が行われる。

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