運転は飲酒も逆走もだめ
- 2020/8/29
- 日高春秋
26日未明、有田川町の高速道路を酒を飲んで乗用車を運転し、逆走して事故を起こした会社役員の男が、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。報道によると男は逮捕直前、約2㌔にわたり逆走したとみられており、トラックと接触事故を起こしていた。この事故で大きなけがをした人がいなかったのが幸いだ。
その後の調べで、男は「和歌山市内の飲食店で知人とハイボールなどを数杯飲んで帰宅途中だった」と供述しているようで、県警高速隊は男が現場から約2㌔離れた吉備湯浅パーキングエリアに立ち寄った後、反対車線に進入し、逆走したとみて捜査中。また、男は乗用車を避けるために、道路脇に停車していた4㌧トラックに接触したそう。
飲酒運転かどうかにかかわらず、NEXCO西日本のホームページをみると、全国の高速道路ではおおむね2日に1回の頻度で逆走が起きているという。逆走の約6割はインターチェンジ(IC)やジャンクション(JCT)で発生。75歳以上の割合は、免許保有者の6%に対し、逆走した運転者の45%を占めている。また、逆走事故は死傷事故になる割合が高速道路での事故全体に比べて約5倍、死亡事故になる割合が約40倍。逆走が発生しやすい場所とパターンとして、目的の出口を通過してしまい本線上やIC部でUターン、行き先を間違え本線合流部でUターン、SA・PAでの流出ランプの間違いが挙げられている。
高速道路でのUターンやバックは厳禁。友人はUSJへ行くのに大阪市内をぐるぐる回ったと話していた。飲酒運転はもちろん逆走は大変危険。どんな事情があっても絶対にしてはいけない。(笑)