江戸時代はこんな感じだった?

 田辺市湊の「あおい書店」代表の多屋朋三さん(75)が、紀伊国名所図会にオリジナルの彩色を施した「幕末の由良」を出版。石灰岩の白崎や興国寺が色鮮やかによみがえった。

 数年前から趣味として、パソコンソフトを使って色づけしている。紀伊国名所図会は江戸時代末期の1851年に発行され、県内各地域の風景図を白黒で紹介。由良町畑の長谷寺(ちょうこくじ)の岩上大真住職が多屋さんの幼なじみで、図会に長谷寺が載っていたことから由良町内の名所を色づけした。

 多くの船でにぎわう由良湊、興国寺を一夜にして建てたといわれる天狗の絵、船から白崎を観覧する様子、衣奈八幡宮など11枚に、当時を思い浮かべながら鮮やかに着色した。それぞれの絵に由良町の小田憲さんが解説を記している。

 25部作成。興国寺や長谷寺、由良町内の小中学校に配布した。多屋さんは「咲き誇る桜など当時をイメージしながら色をつけました。歴史や文化に興味を持つきっかけになれば」と話した。

写真=石灰岩に桜が咲くのをイメージした「白崎」

関連記事

フォトニュース

  1. クエの恵みに感謝

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  2.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
  3.  映画「ソワレ」が御坊でも好評上映中ですが、タイトルは「夜会」を意味する言葉。そんなタイトルの司馬遼…
  4.  主演ドラマ「半沢直樹」の新シリーズが大ブレイク中の俳優、堺雅人。テレビ雑誌で連載したエッセイ集をご…
  5.  霊感はさほど強くないはずだが、なぜか奇妙な出来事に遭遇してしまう。本作はノンフィクション作家の著者…
ページ上部へ戻る