梅がコロナの特効薬にならないか

 日高地方で収穫終盤を迎えている梅。健康商品として人気が高く、血流改善、胃がんの原因となるピロリ菌の活動抑制、食中毒や糖尿病予防、疲労回復などと多くの効能が確認されている。ほかにもインフルエンザウイルスの活動を抑えるポリフェノールの一種エポキシリオニレシノールも含まれているという。極めて単純な発想だが、「インフルエンザに効果があるのなら新型コロナウイルスに効かないのか」と都合よく考えてしまう▼新型コロナウイルスは昨年に中国で発生。瞬く間に世界中へと広がり、感染が拡大した。経済的な損失も大きく、観光業などは壊滅的なダメージを受けた。倒産に追いやられた企業もあるし、教育現場では学校が約3カ月間にも及んで休校となった。各種イベントも中止。いままでに経験したことがないような事態に陥った▼現状は一時期に比べて落ち着いているが、東京などでは再び感染者が増えつつある。3日には全国で新たに250人の感染者が確認され、緊急事態宣言解除後の最多を記録した。交通網が発達した現代社会では「首都圏のこと」と悠長に構えてはいられず、第二波の到来を懸念してしまう。もう一度、緊急事態宣言発令時のような学校の休校や外出自粛要請などが強いられれば、精神的なダメージも大きい▼当初は、「夏場の暑さ、湿度が高まる梅雨時期に終息するのではないか」という希望的な見方もあったが、残念ながらそう簡単にはいかないようで、やはりワクチンの開発が必要になる。7日は七夕。「梅干しがコロナウイルスの特効薬となり、世界中の人々が健康になりますように」。星の神様が願いを叶えてくれないか。(雄)

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