恩返しの気持ちを込めて

 印南町を拠点とする「さくらサーカス」の旗揚げ公演が23日、宮ノ前の特設テントでスタートし、多くの親子連れらで大盛況となった。

 コロンビア出身のアラン・マルチネスさん(42)と埼玉県出身の妻小深田尚恵さん(36)が経営する大家族のサーカス団。ギネス記録を持つハラハラドキドキの綱渡りや迫力満点の大車輪、ロープに命を託した男女が美しく宙を舞うシルクファンタジー、円筒と箱を積み重ねた上に乗る究極のバランス芸、身体の柔軟力の極限に挑戦する「コントーション」など見どころいっぱい。

 次男ダビッド君(19)と四男嵐君(13)のマルチネスブラザーズは、世界中で最高金賞を受賞した足技パフォーマンス「イカリオス」を披露。ダビッド君の足の上で嵐君がまるで無重力のように高速で回転し、会場を沸かせた。フィナーレはサーカスの華、空中ブランコで、ブランコから手を放して華麗に宙返りする大技が見事成功すると、息をのんで見守っていた観客から大きな拍手と歓声が起きた。

 オープニングでは小深田さんがステージに上がり、「7年前に印南町に土地を購入し、さくらサーカス立ち上げの準備をしてきました。たくさんの人の支援を受けてきょうの日を迎えられました。私たちを信じて応援してくれたことに本当に感謝します。この公演が恩返しになれば」と述べた。

 両親、妹と見に来た田辺市立会津小学校5年生の尼田凛太朗君(10)は「初めて生でサーカスを見ました。迫力満点です。綱渡りはとてもドキドキしました」と大興奮。妻と一緒に来た印南町印南の脇谷守さん(73)は「何十年も前に和歌山市で木下大サーカスを見たことがあります。地元の印南町で夢のある舞台を披露してくれるのはとてもうれしいですね」と話していた。

 公演は10月11日まで。チケットなどの問い合わせは印南公演事務局℡050―8880―6545。

写真=フィナーレは華麗な空中ブランコ

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