吉兆!? これは珍しい
- 2020/7/11
- フォトニュース

みなべ町東吉田の鎌田池公園の蓮池で、1本の茎から2つの花を付ける珍しい「双頭蓮」が開花。公園を毎日のように管理している同地の松本佳示さん(81)が見つけ、写真に収めた。
ハスは数年前、芝の法伝寺(田中隨晋住職)から譲り受けて植えた「酔妃蓮(スイヒレン)」という品種で、白い花に淡いピンクが浮き出ているのが特徴。10日にはすでに散ってしまったが、「珍しいので写真ででも見てもらえれば」と本紙に提供した。
ハスに詳しい和歌山大賀ハス保存会の阪本尚生会長によると、ハスは一本の茎の先に花芽のようなものが4つでき、通常は3番目だけ咲くが、まれに4番目も咲くことがあるという。養分が関係するといわれているが、詳しいことは解明されていない。「双頭蓮は日本書紀にも記述があり、私の実家の庭でも以前咲いたことがありますが、非常に珍しいといえます。暗いニュースが多いですが、これからいいことが起こる前触れではないでしょうか」と話している。
写真=茎の先端で2つの花が咲いた双頭蓮(松本さん提供)