3年生が目標持つ機会を

 3月に参加する予定だった、由良町から湯浅町までの海岸線を走る第1回紀の国醤油ロードマラソンの参加賞が、1日に届いた。10年ぶりに参加した2月の口熊野マラソンハーフの部に続く目標として自主トレに力を入れていたが、新型コロナウイルスの影響で中止。スポーツ大会も軒並み中止となり、次の目標が定まらず、ランニング練習もついさぼりがちになってしまう。目標を持つことがどれだけモチベーションを上げてくれるか、しみじみと感じているコロナ禍である。

 全国的に1日から学校が再開された。通学路に子どもの姿が戻ると、それだけで少し元気になれる。これまでも登校日や分散登校で学校に行くことは慣れていただろうが、中高生にとっては部活がようやく再開されることがこれまでと大きな違いではないだろうか。だからこそ、3年生には気の毒でならない。中体連全国大会、インターハイ、甲子園が中止され、目標にしていた選手の思いを考えるといたたまれない気持ちでいっぱい。目標を失って、勉強にも影響が出ないだろうか、心配だ。

 第2波が懸念され、今後の県内の状況にもよるが、可能ならば高校野球県大会、他の競技も3年生が真剣勝負できる機会ができないか。それでも3年生の心を救いきれないだろうが、小さくても目標を持てる場面を作ることは教育にも大事なこと。勉強は大切、だが勉強だけではない。スポーツでも文化でも、部活を通して技術を高め、仲間との絆を深める、学ぶべきことは多い。これまでの努力は絶対に力になっているが、それを発揮する舞台を作ってあげられないか。実現可能か、どのような方法があるか、検討してほしい。(片)

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