県内のコロナ陽性患者 3カ月半ぶりにゼロ

 県は3日、新型コロナウイルスの入院患者3人が退院し、県内の陽性患者が約3カ月半ぶりにゼロになったと発表した。

 県内では今年2月13日、湯浅町の済生会有田病院勤務の50代男性医師に陽性が判明。県内では第1号のコロナウイルス患者となり、以後、病院の医師や入院患者、家族らに感染が拡大。県内では初のクラスターとなった。その後、県の徹底した検査の実施で一定の抑え込みに成功したが、県外との往来などで感染者が少しずつ増加。4月中旬には紀の川市の打田中学校、下旬には橋本市のデイサービスセンターさくら苑で相次いでクラスターも発生した。5月12日には大阪に遊びに行った男性の陽性が確認されたが、以降、今月3日まで22日間連続で感染確認なしが続いている。県内感染者63人の内訳は退院60人、死亡3人。

 全国的には4月16日、全47都道府県に緊急事態宣言が発令。感染者の増加が落ち着いてきたことから、5月14日、和歌山県を含む39県で緊急事態を解除、25日には全面解除された。

 仁坂吉伸知事は3日の会見で「県外との往来で感染する人が多かったが、全国的な緊急事態宣言で感染者数が減少した」と分析。同席した野㞍孝子福祉保健部技監は「未知の経験に多くの教訓を得た。今後の対策に生かしたい」と述べた。

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