世界に「YELL」を届けましょう

 「コロナに負けるな!」の応援歌を世界へ発信――。谷佳樹さん(55)=御坊市=、瀬戸相平さん(48)=御坊市=を中心に、日高地方の音楽愛好家14人がコブクロの「YELL(エール)」をリモート合奏。動画配信サイトYouTubeにアップしている。

 緊急事態宣言が出され、外出自粛が厳しくいわれていた5月1日ごろ、バンド活動をやっている谷板金工作所の谷佳樹さん(55)=御坊市=が「リモート合奏で『新型コロナに負けるな』応援歌が作れないかな」と発案。飲み仲間の瀬戸相平さん(48)=御坊市=らと共にLINEグループ「コロナに負けるな応援歌作成チーム」を新設した。

 音楽仲間が少しずつ集まり、谷さんがプロデューサー、瀬戸さんがディレクターとして動画合成など技術面を担当。選曲会議を開き、人気デュオコブクロのデビュー曲でドラマやCMにも使われた「YELL」に決まった。「小さなつぼみでも冬が過ぎ、春が来れば花が咲く。どこかで誰かが君を待っている」という意味の歌詞で、困難の中にいる人を応援する内容となっている。

 企画段階から直接対面することなく、メンバー14人が自宅で演奏。スマホで撮影して送られてきた動画を瀬戸さんがクラウドストレージに集約して仮合成を繰り返し、編集して仕上げた。アクオスティックギターの演奏に始まり、だんだん画面上で人が増えていく形。瀬戸さんはエレキベース担当で、パンダのかぶり物を着けて可愛く演出しながら演奏している。最後に「困難に立ち向かうみなさんに私たちのYELLが届きますように」とのメッセージを掲げ、全員の名を愛称で紹介した。谷さんは「たにやん」、瀬戸さんは「そーへい」の名で登場。

 先月27日にアップし、再生回数は1日現在で約900回。瀬戸さんは「初めての試みでうまくいくか不安だったのですが、いい仕上がりになったと思います。コロナ禍も一時より収まってきていますが、まだまだ油断は禁物。この歌は医療関係者をはじめ、いろんな方面でダメージを受けているすべての皆さんへの応援歌です。少しでも力になればと思います」と話している。

 URLはhttps://youtu.be/dAk35uJzTBQ

写真=全員による「YELL」演奏画面(中央が谷さん)と瀬戸さん

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