
紀州路に初夏の訪れを告げるアユ釣りが7日、日高川で解禁。待ちわびた太公望らは早朝から河川に入り、釣り糸を垂らした。1日に解禁する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で連休明けとなった。
友釣りはアユが縄張りを持ち、近づいてきた他のアユを追い払う習性を利用し、釣り針の付いたおとりアユを泳がせて釣る方法。
初日は釣り客は少なく、龍神村のおとり店によると、「コロナの影響で例年の半分以下」という声も聞かれた。
日高川町坂野川地内の畑ヶ瀬橋上流では午前中、釣り人2人が入川。ウェーダーを着用し、膝のあたりまで川に入り、9㍍程度の釣り竿を出していた。釣り歴40年という男性(65)は「風が強くて竿の操作がしにくい。でも天気もよく、川でのんびりとアユを釣るのは楽しいですね」と話していた。
日高川漁協によると、今年は昨年よりも天然そ上が多く、今シーズンは期待できそうだという。
写真=アユ釣りを楽しむ太公望(日高川町坂野川)