コロナで進むデジタル化

 新型コロナウイルスの勢いが衰え始めた。国内の新規感染者数は4月11日に最大の720人を記録したが、ここ数日は100人以下。新規感染者の減少に伴い、危機感も緩んできているようでテレビでは飲食店に人が集まる様子が放送されている。多くの県では緊急事態宣言の解除も決まったが、他国をみると規制緩和後に再び感染者が増加した国もあり、今後も対策は必要だ。

 学校では引き続き休校が続いているが、和歌山高専ではインターネットを使ったオンライン授業が始まった。学生は自宅でパソコンなどの前に座り、ノートや教科書を準備し授業を受ける。パソコンのモニターには学校で撮影している教授の顔やテキストなどが映り、音声入りで授業を行う。学生からは授業の再開に安堵の声が聞かれ、またオンライン授業についてもおおむね好評。実験などはできないが、一般的な講義なら問題なさそうだった。

 新型コロナの影響では企業のリモートワークなどにより、デジタル化が進んだ。当社でも数人がリモートワークに入っている。記事や写真のデータなどはクラウドサービスで本社に送り、完成紙面をデータにして校正する。テレビ会議システムを使ったリモート会議の準備も進めている。これを機にさまざまなデジタル化も検討している。

 デジタル化の動きは新型コロナウイルスの影響を受けた多くの国でもあり、それに伴い、IT各社からはさまざまな新サービスが提供されている。コロナ終息後もこれらの取り組みは「ニューノーマル(新常態)」として定着するとみられている。今回のコロナ禍は未知のウイルスの恐怖を教えられるとともに、社会の構造にとっても歴史に残る転換期となるのだろう。(城)

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