いつもよりええのできたわ
- 2020/5/8
- フォトニュース

全国有数のスイカの産地として知られる印南町や御坊市で、人気の特産小玉「ひとりじめ7」の収穫、出荷がスタートした。
印南町は7日から出荷がスタートした。スイカを作って60年近く、小玉栽培は約40年になるというベテラン塩田忠臣さん(76)=印南町印南=は、ハウスと露地を合わせて30㌃で栽培。ハウスで直径18㌢ほどに育ったスイカの収穫作業に汗を流している。
今年は交配時期の4月上旬に朝晩の気温が低く、花粉の出る気温に達しなかったが、徹底した温度管理を行い、丹精込めて育てた。糖度は13度前後ととても甘く、「いつも以上にいいものができました」と笑顔をみせる。
JA紀州によると、「ひとりじめ」系小玉スイカは甘くて皮が薄く、ジューシーなシャリ感が特長。生産者は約190戸(印南町100、御坊市90)、栽培面積はおよそ47㌶(印南町31、御坊市16)。収穫は7月上旬まで続き、今年は昨年よりやや多い18万ケース、1600㌧を関西はじめ名古屋、東京などに出荷を予定。3億6000万円の売り上げを目指しているという。
地元では印南町のフレッシュマートやみなべ町のほんまもんふるさと産地直売所などで販売している。
写真=収穫したスイカを前に笑顔の塩田さん