見せる警戒 御坊署の白バイ2台体制に

 この春から、御坊署に白バイ1台が新たに配備され、2台体制となった。重大事故の防止へ昨年春に1台目が配備され、昨年1年間の人身事故件数は、前年と比べて32・4%の大幅減少。同署は白バイ配備が一つの要因とみており、さらなる事故の未然防止へ、今年も交通指導取り締まりだけでなく、交通安全教育や啓発に活用していく。

 白バイは取り締まり以外に、イベントでの展示や行事での啓発活動でも活躍。重要突発事件に対しては現地先着、犯人捕捉、追跡を行う。

 御坊署管内2019年中の交通事故は人身69件、傷者82人、死者3人。前年と比べて件数で33件、傷者で42人の大幅減となり、死者も2人減った。

 隊員は1人が昨年に引き続いての岡本佳輔巡査部長(38)と、新しい佐藤宏亮巡査長(32)。2人とも白バイ歴3年目で、交通機動隊と御坊署交通課の職務を兼務する。

 岡本巡査部長は「昨年4月から1年間、できるだけ姿を見せることで、車のスピードは落ち着いてきたかなと実感しています。今年も速度や横断歩行者妨害の取り締まりを継続するとともに、事故を誘発する駐車違反を見逃さないよう力を入れていきたい」、昨年度事故捜査係勤務だった佐藤巡査長は「人身事故の件数は減っていますが、死亡事故はなくならず、今年もすでに1人が犠牲になっています。事故はドライバーのちょっとした気の緩みから起きる。しっかり姿を見せる取り締まりで、交通安全の意識を高めてもらいたい」。2人とも「いやなこと(取り締まり)をするので、下手に出るのではないですが、不快な思いをさせないような対応を心がけています。取り締まり件数は二の次。1件でも事故を減らすため、冷静に落ち着いた説明で、違反が招く結果の怖さを指導し、納得して『気をつけよう』という気持ちになってもらえるようにしたい」と話している。

 児玉高幸課長も「2人のスキルを基に、取り締まりや姿を見せることで、運転手さんが緊張感を持ったり、集中したり、皆さんに意識してもらう効果は絶大だと思う。さらなる安全意識の高揚、事故抑止のために有効活用し、安全安心につなげていきたい」。中田聖副署長も「機動力を生かした取り締まりで今年も事故減少につながれば」と期待を込めている。

写真=御坊署の前で白バイに乗る岡本巡査部長㊧と佐藤巡査長

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