窮地に誰かのために動けること

 JA全中の日本の畜産・酪農を応援するキャンペーンが話題になっていた。もともとは100人にお肉や乳製品が当たるキャンペーン。これを当選者5300人に大幅拡大。中でも「国産黒毛和牛ロースステーキ(1万円相当)」のプレゼントを当初予定20人から5000人に増やすなど、思い切った内容拡充がネットニュースなどに流れ、一気に注目が集まり、応募サイトにアクセスが殺到。一時はサイトにつながりにくい状況が続いていた。大幅拡充の原因は、新型コロナウイルス。訪日外国人観光客や宴会、外食の減少で、国産和牛などに在庫過多など大きな影響が出ている。これを受けたJA全中が「より多くの消費者に食べて応援してもらおう」と決定。

 これほど大規模なものでなくても、飲食店が仕入れたレタスの余剰在庫をお客にお土産としてプレゼントするなどの取り組みがニュース番組で取り上げられていた。国産和牛にしろ、飲食店にしろ、売り上げが下がり、打撃を受けている人が嘆くだけでなく、この状況をなんとかしなければと行動する強さに脱帽するばかり。そして応募した人、当選する人、レタスを受け取った人らを少しうれしい気持ちにさせている。

 学校の休校要請が出たときは子どものために、大手レコード会社が所属アーティストのライブ映像を無料公開したり、大手芸能プロダクションの所属タレントやアナウンサーが読み聞かせ動画を公開したりしている。

 困っている誰かに自分たちが持つものや能力を使って、何か届けることができるのは素晴らしいこと。地方新聞社には何ができるだろうか。担当するJA紀州さんが花の売れ行きを懸念していたので一個人として、花を買って家に飾ろう。(陽)

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