由良町長選21日告示 三つどもえの戦いへ

 任期満了に伴う由良町長選(議員補欠選挙と同時)は21日告示され、元議会議員の山名実氏(63)=吹井=、同じく元議会議員の馬場博文氏(56)=衣奈=、ファイナンシャルプランナーの根来英樹氏(50)=新宮市出身、名古屋市在住=の新人3人が立候補。12年ぶりの選挙戦がスタートする。新型コロナの緊急事態宣言下、選挙活動は大きく制約され、5日間でどう自身の政策をアピールし、どこまで支持を拡大できるか。各候補とも難しい戦いとなりそうだ。

 昨年12月議会で現職畑中雅央氏(75)が不出馬を表明。先月中旬に山名氏、馬場氏が相次いで名乗りを上げ、根来氏も今月初めに正式に立候補を表明した。前哨戦は新型コロナウイルスの影響で各立候補予定者ともミニ集会などの開催を自粛し、異例の後援会活動を展開。有権者を室内に集めての個人演説会や街頭でのスキンシップなど通常の選挙活動とコロナ対策の3密回避が完全に相反する行動となり、この矛盾を抱えた選挙は必然的に盛り上がりに欠ける。それぞれの政策をみても、根来氏が「人口増」を強調しているが、具体的な争点は浮かび上がっていない。

 山名氏は町の商工会長、観光協会長を歴任した経験があり、「希望のある町に」がスローガン。公約は▽若人が集う住みやすい町づくり▽高齢者・子育て世代にやさしい町づくり▽産業振興で豊かな町づくり――の3つを掲げ、具体的には新築住宅取得補助、高齢者向け交通手段の助成の検討、一次産業の活性化などとしている。

 馬場氏は町議のほか、JA職員、コンビニ経営経験もあり、民間経営感覚もアピール。「ふるさとを豊かに 未来に希望を!」がスローガンで、▽産業の育成▽防災・防犯対策の強化▽福祉の充実▽人口減対策▽教育の充実――の5つを挙げた。具体的には由良港湾の防潮堤整備、国道42号線(水越峠)の改良などとしている。

 根来氏はファイナンシャルプランナーなどの民間経験が豊富。「住民の意向を重視した政策」を政治信条とし、人口の増加を訴える。重点政策は子育て支援、教育の充実、高齢者福祉の充実、防災対策、産業振興――の5つ。公約は▽出産祝い金の給付▽奨学金返済支援制度の創設▽敬老祝い金の給付――の3つを挙げている。

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