コロナを重症化させないために

 新型コロナウイルスが、またも著名な人の命を奪った。女優・岡江久美子さんの訃報は誰をも「まさか」と驚かせた。男性にも女性にも好かれ慕われる元気そのものの笑顔、健康的な明るいイメージと「死」がどうしても結びつかない◆幼少時、家族で毎週見ていたNHKのバラエティ番組「連想ゲーム」では、女性チームのレギュラーメンバーとして、のちに夫となる男性チームのレギュラーメンバー大和田獏さんと好ゲームを繰り広げた。機知にとんだ受け答えで、お茶の間に和やかな笑いを提供してくれていた。遺骨を抱いた大和田さんの「ただ悔しく、悲しく、残念だ」とする会見は見るに忍びない思いだった◆軽症から急激に重症化する症例が相次いでいる。インターネットで検索して、気になる記事を見つけた。重症化する患者には、共通点があるという。症状が急変して運び込まれる患者はすでに肺炎が重篤な状態になっているのだが、それよりもかなり以前から低酸素状態になっているのに本人が気づかず普通に生活していたというケースがある。新型コロナウイルスが引き起こす肺炎の場合は通常の肺炎とは異なり、肺胞が虚脱して酸素レベルが低下しても、当初は肺がそれに適応し、患者が息切れを感じない。早いうちに低酸素状態を発見するためには、指先をクリップのようなものではさんで酸素濃度をはかるパルスオキシメーターが有効だという。コロナかどうかを調べられるわけではないが、肺炎を早期に発見できる役に立つ◆「もうコロナ早く終わってくれ」と、市川海老蔵さんが岡江さんを悼むブログで書いていた言葉には実感がこもる。感染拡大させない、重症化させないためにできることは何でもやらなければと思う。(里)

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