
美浜、日高、由良の3町と日高振興局でつくる観光連携プロジェクトチーム「PROJECT24」の設立総会が25日、同振興局別館で開かれた。
県道24号線(御坊由良線)沿いの美しい景観をもつ3町での観光客の誘致を促進しようと、若手観光担当職員や地域おこし協力隊らがメンバーとなって2018年12月から活動スタート。これまでユーチューブでのご当地丼紹介やSNSでの情報発信、観光スポットでの撮影会などを実施してきたが、今回、本格的な組織として会則を作り、予算もつけて一層パワーアップした活動を展開していく。
総会では「連携による創造」をテーマにした20年から22年までの中期計画を承認。3町では紀伊半島大水害で観光客数が大きく落ち込み、白崎海洋公園やみちしおの湯も来場者が減少する中、観光客数を回復または増加に転じる事業を展開。具体的には、▽県道24号を巡るスタンプラリーの実施▽観光スポットやグルメ情報を満載したリーフレットの作成やグーグルマップでの紹介▽ユーチューブでの「どんぶリーマン」シリーズや新たな動画ネタの配信▽松てるわ広場、西山ピクニック緑地、ゆらっと紀州周辺でインスタ映えスポットをつくる「ひまわり大作戦」││などを企画している。
3町での観光客数目標は53万人以上(美浜3万人、日高町25万人、由良町25万人)に設定。予算は58万8100円で、財源は3町が10万円ずつ負担。ほか県の地域ひとまちづくり補助事業などを活用する。会長に就任した坂本佳文日高町産業建設課長は「引き続き若いメンバーが中心となり、柔軟でユーモアのある事業を展開してほしい」と述べた。
ほか役員と構成員は次の通り。
【役員】副会長=川口博之(日高振興局地域振興部長)▽監事=河合恭生(美浜町産業建設課長)、上田晃広(由良町産業建設課長)▽事務局長=垣内良之(日高振興局企画産業課長)
【構成員】戸上正幸(リーダー)、数見泰三(副リーダー)、林国孝、中村和生子、川口博之、鈴木淳、橋本美奈、桃尾郁
写真=事務局が新規事業について説明