
2019年度日高地方自衛隊入隊・入校予定者激励会(実行委員会主催)が14日、御坊商工会館で開かれた。この春、日高地方から陸上・海上の各自衛隊に入隊予定の9人のうち4人が出席。保護者らが見守るなか、協力団体の代表者からエールを受け、「国家を守る公務員」として決意を新たにした。
実行委員会は、自衛隊和歌山協力会(村上義德会長)、自衛隊家族会和歌山県日高地区(井上充明地区長)、和歌山県隊友会日高支部(碓井啓介支部長)で構成している。今年度、日高地方からは18歳から25歳までの男性9人で、陸上自衛隊大津駐屯地(滋賀県)に2人、えびの駐屯地(宮崎県)に1人、信太山駐屯地(大阪府)に5人、海上自衛隊舞鶴教育隊(京都府)に1人が入隊予定となっている。
激励会には9人のうち、御坊市、日高町各1人、日高川町2人の計4人が出席し、紹介の後、村上会長があいさつで祝辞とともに「入隊後、募集事務所との連絡を密にしてほしい。人とのつき合いや訓練がつらいといったトラブルがないとは言い切れず、そんなときに相談する相手として両親や友達に加え、募集事務所の担当者が理解してくれる」。井上地区長も「55年前に入隊し、定年退職して21年。いまでも同期とは連絡をとり、数年に何度か会っています。全国各地から集まって寝食をともにする同期は真の友達、生涯の友。皆さんもいい同期に巡り合うことを願います」と激励した。
出席した入隊予定者の代表が「皆さまの期待を胸に銘記し、一日も早く一人前の自衛官となり、国民の皆さまから寄せられている期待に応え、わが国の平和と独立を守る重要な任務にまい進するとともに、立派な社会人となるよう研さんする覚悟です」と決意を表明。最後に碓井支部長の発声で万歳三唱した。
写真=決意を述べる入隊予定代表者