新型コロナ 県内18人目の感染者確認
- 2020/3/30
- 社会
県は30日、新たに県内在住で京都産業大学卒業生の20代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での新たな感染確認は12日ぶり18人目。
この男性は21日、京都市内で開かれたクラスター発生の可能性がある同大学のゼミ卒業祝賀会に参加。25日、39・5度の発熱があり、京都府内の医療機関を受診、自家用車で県内の実家に帰宅した。28日夜、京都市医療衛生センターからこの男性に電話があり、症状の確認と自宅待機を要請。29日には京都市から和歌山県に濃厚接触者としてこの男性の調査依頼があり、30日、陽性が判明した。
この男性は27日、田辺市内で教員関係者125人が出席した説明会に出席。個別面談も受けている。同日、赴任予定の学校で4人と面談もしており、今後県が検査を進める。
仁坂知事は「京産大の他の学生で疑わしい症状がある場合は速やかに保健所や県庁健康推進課に連絡してほしい」と呼びかけ、「プロ野球選手の感染者が味覚や嗅覚に異常があったというので、県内の感染者17人を調べたら、発熱後に味覚や嗅覚がなくなった人は2割いた。下痢や胃もたれなど消化器異常もみられた」と報告した。