意外な影響が心配

 新型コロナウイルスの感染拡大で、日に日に影響が広がってきている。一部スポーツ紙によると、3月の全国百貨店売上高は前年同月比約4割減。宿泊業の3、4月の予約は施設によって前年同月比30~90%減の見込みと記されていた。空の便も4月の輸送人員で国際線46%減、国内線45%減の予測が伝えられ、非常に厳しい。外国から人が来なくなり、国内も自粛ムードが定着。これらの業種は新型コロナ禍がまさに直撃といえるだろう。

 一方、本紙でも報道されているが、書店では売り上げを伸ばす傾向がみられる。休校措置を受け、子ども向けのドリルや辞書などの学習教材が好調という。もちろん、感染拡大防止対策に欠かせないマスクや消毒液を販売するドラッグストアは業績が上向き。その他、外出しなければ自宅で過ごすことになり、食料品の売れ行きがいいスーパーが思わぬ形で売り上げを伸ばしているとされている。

 風が吹くと土ぼこりがたち、目に入って目を悪くする人が増える。それから三味線、猫の皮、ネズミと、少し無理やりな感じだが結びついていき、最終的に桶屋が儲かって喜ぶ。「何かことが起こると、めぐりめぐって意外なところに影響が及ぶこと」の例えが「風が吹けば桶屋が儲かる」だが、これから先、本当にどういう経済状況になるのか。最後に桶屋が儲かるくらいなら悪くはないのだが、今後もっと思いもつかないところが損をして社会がめちゃくちゃになっていかないことを祈るばかりである。

 景気対策はもはや、国に任せるしかない。個人にできることは事態の終息へ感染拡大防止に協力すること。かなりの我慢が必要だが、いまは団結するしかないと思う。(賀)

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