南部梅林の来場者が大幅減

 みなべ町の梅の里観梅協会は、南部梅林(晩稲)の今年の来場者数をまとめた。総数は2万406人で、ここ15年で最も少なくなった。暖冬で開花が例年にないほど早く、オープン時にはほぼ満開状態で見ごろが前半に集中したことと、新型コロナウイルスの感染が広がり、国内のツアーや中国など外国からの団体客が軒並みキャンセルとなったことが大きく影響した。

 過去15年の来場者数をみると、最も多かったのが07年の3万8700人で、11年までは毎年3万人以上をキープ。12年に2万8145人と3万人を切り、13年に再び3万917人に増えたが、その後は2万人台となり、16年の2万4649人が最も少なかった。一昨年2万9711人、昨年も2万9845人と好調で目標の3万人をほぼ達成していたが、今年は天候と見えないウイルスの影響をもろに受けた。

 1月の平均気温が9度あり、10年(2010~19年)平均6・4度より2・6度も高く、雨も多かったため開花は例年より20日ほど早かった。2月1日のオープン時には満開に近く、第2週末の8、9日と祝日の11日が最盛期。梅まつりを開催した11日は今季最高の4300人が訪れるなど大いににぎわったが、その後は花が少なくなり、雨もあって来場者は伸び悩んだ。

 追い打ちをかけたのが新型コロナウイルスで、ここ数年は毎年来ていた中国からの団体客がキャンセル、さらに京阪神からのバスツアーも取りやめとなり、大幅減の要因の一つとなった。開園期間は当初の3月1日までから1週間前倒しを余儀なくされ、24日に閉園した。

 観梅協会の中西久夫会長は「例年になく開花が早く、コロナウイルスでキャンセルも相次ぎ、目標の3万人を達成できなかった。とにかくコロナ問題が早く落ち着いて、来年にはまた多くの人に梅の花を楽しんでもらいたい」と話した。

写真=梅まつりの2月11日は4300人が訪れた

関連記事

フォトニュース

  1. つながり絶やさぬ社会へ

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  2.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
  3.  映画「ソワレ」が御坊でも好評上映中ですが、タイトルは「夜会」を意味する言葉。そんなタイトルの司馬遼…
  4.  主演ドラマ「半沢直樹」の新シリーズが大ブレイク中の俳優、堺雅人。テレビ雑誌で連載したエッセイ集をご…
  5.  霊感はさほど強くないはずだが、なぜか奇妙な出来事に遭遇してしまう。本作はノンフィクション作家の著者…
ページ上部へ戻る