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- 2020/3/3
- フォトニュース

御坊市薗、画廊喫茶「さぼーる」で14日まで、洋画白玄会会員、出口由孝さん(68)=御坊市野口=の小品展が開かれている。
出口さんは中学校教諭として38年間務める傍ら筆をとり、和歌山県展、奈良県展で知事賞、日仏現代美術展アカデミ・デ・ボザールで1席など多数の賞を受け活躍。同店では何度も個展を開いており、近年は妻の久仁子さんとの夫婦2人展や仏画展も開催。
今回は、F6号(41×38・5㌢)以下の小品を9点出展。「仁王さん」と親しまれる道成寺の金剛力士像を描いた「吽形(うんぎょう)」や浄土寺の観音菩薩像、華やかな赤いシクラメンと清楚な白いシクラメン各1点、レモンをモチーフに、暮れたあとの深い色の青空とのコントラストが美しい「レモン」、荒れる海を背景に大きくくっきりと月を描いた幻想的な絵など、多彩な作品が並んでいる。「今後も長く制作したいと思っています」と話している。
定休日は日曜。開店時間は午前11時から午後5時ごろまで。
写真=レモンや月をモチーフにした小品が並ぶ