陸自戦技競技会 和歌山駐屯地が完全優勝

 京都府宇治市の陸上自衛隊大久保駐屯地で4日から6日まで3日間、第4施設団戦技競技会が開かれた。中部、近畿、北陸、山陰などから施設科8部隊約1000人が参加。持続走、分隊障害走、銃剣道の3競技で熱戦を繰り広げ、日本一小さな駐屯地、美浜町の第304水際障害中隊(和歌山駐屯地)が全ての競技で優勝し、初の総合優勝を飾った。

 第304水際障害中隊からは約50人の隊員が出場。隊の規模がさまざまで、200人以上の隊員を送り込む隊もある中、同隊は少数精鋭で臨んだ。

 持続走は、8部隊の隊員が通常装備する戦闘服、弾帯、半長靴、鉄帽を装着して2㌔を走り、部隊の平均タイムを競った。同中隊は30人ほどが出走し、約30年ぶりの優勝を決めた。

 分隊障害走は、8部隊から36チームが出場。野外で行動する際に装備する装具(戦闘服、10㌔の背のう、小銃、弾倉、鉄帽、半長靴)を身に着け、ロープをくぐるなど障害物がある約2㌔のコースを1チーム10人の集団で走った。同中隊からは2チームが参加し、1位と2位でゴール。この種目で1つの部隊が上位を独占したのは大会史上初。

 銃剣道は、小銃の形をした木製道具「木銃」で相手の体を突き合う。隊の規模でゾーン分けを行った3部隊で1チーム9人の団体戦を行い、見事優勝した。同中隊は、初の総合優勝を完全優勝という最高の形で成し遂げた。

 荒木憲中隊長(和歌山駐屯地指令)は「平素の練成訓練の成果を遺憾なく発揮し、第4施設団で最も精強な部隊であることを証明でき、大変うれしく思っています。これからも、引き続き練成を積み重ね和歌山県のために精進して参ります」と話していた。 

写真=快挙を成し遂げた日本一小さな駐屯地、第304水際障害中隊の選手ら(同中隊提供)

関連記事

フォトニュース

  1. 基本イメージはこんな感じ

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

  1. 南部梅林

    2月 1 @ 12:00 AM - 3月 1 @ 12:00 AM
  2. ごぼうまちゼミ

    2月 8 @ 12:00 AM - 3月 15 @ 12:00 AM

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る