若者の負債増にどう対応するか

 スキーシーズンも終盤となったが、今年は暖冬の影響で雪不足に苦しんでいるスキー場が多い。ただでさえ、スキー客は年々減少傾向にあり、厳しい経営状態だという。バブル期にはどこのスキー場も混雑し、リフトの待ち時間が30分以上ということも珍しくなかった。しかし、最近は若者のお客が少なくなり、空いているスキー場が目立つ。ブームが去ったことが大きな要因だが、お金がかかることも若い世代を遠ざけていると言える▼若者の負債も増えている。ネットによると、大学を卒業して社会に出ていく際、大卒の半分が数百万円の借金を背負っているという。奨学金の返済が大きな要因で、中には返済できずに自己破産するケースもある。大学の授業料が高騰する一方、親の平均年収が減少し、仕送り額が少なくなっていることなどが理由だという▼アメリカも日本と同じで、学生ローンを返済できない人が増え、2018年の滞納額が過去最悪の1660億ドル(約18兆円)に達した。自動車ローンでも若者層の滞納者が増加している。こうした現象は婚姻率の低下にもつながりかねない▼そんな中、11月のアメリカ大統領選に伴う民主党の公認候補選びが進められている。有力とされている1人が38歳という異例の若さのピート・ブティジェッジ氏。公約には「学生ローンの返済に上限を設ける」「2000ドル以上の児童手当」などを掲げ、若者層を意識した公約がみられる。現職のトランプ大統領は厳しい生活を送る労働者を取り込んだことが当選につながったといわれるが、ピート氏への支持が今後どうなっていくのかも注目。史上最年少で史上初の30代の大統領の誕生はあり得るのか。(雄)

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