うつさないことを考えよう

 テレビのニュース番組では、新型コロナウイルスの話題ばかりが続いている。人が大勢集まるイベントなどの中止も相次ぎ、東京マラソンも3万8000人の一般参加が取りやめになったことなどが報道されていた。収束のめどが立たないので、東京オリンピックの開催も心配されている。御坊、日高地方でも県内での感染が確認されてからは、多くのイベントの中止や延期が決まっているが、主催者もその判断が迫られ、悩ましいことだろう。

 感染者の人数が毎日報道されていたにもかかわらず、県内で最初に感染が確認され、それが思いのほか近いエリアだと分かるまでは「対岸の火事」と思っていたことにやっと気づいたのは筆者だけではないと思う。特に今、体調を崩している人は、心配で仕方がないはず。そういった人のために、国が相談や受診の目安を公表しているので、自身の症状と照らし合わせてみよう。

 問題はまだ「対岸の火事」と思っている人。インフルエンザも流行期で、花粉やPM2・5も飛ぶ季節。不調は新型コロナウイルスではないと決めつけて行動し、自覚なくウイルスを広めてしまうことがある。感染拡大が続いている以上、うつらないようにと予防だけを考える時期は終わり、「もしかしたらかかっているかもしれない」と疑い、うつさないように心がけないといけない段階にきている。

 感染しても多くは一般的な風邪と大差がなく、過剰に恐れることはないが、高齢者や基礎疾患がある人などに重症化する傾向があるという。身近なおじいちゃん、おばあちゃんにうつさないよう、手洗いやせきエチケットを怠らず、もし周囲で感染者が出ても、偏見などを持たずに広い心で見守ろう。(陽)

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