IR汚職の中国業者 和歌山県は接点なし
- 2020/1/14
- 政治・経済
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件に関して14日、仁坂吉伸知事は「私が調べた限り、和歌山県にも参入を目指す業者がたくさんきたが、例の(贈賄側の中国の)へんな業者は不埒にも1回も来ていない」と、接点がまったくなかったことを明らかにした。
この日の定例会見で記者の質問に答え、仁坂知事は「世界中のまともな業者はほとんど(和歌山へ)きた。私の知る限り、世界中でやっているまともな業者のうち、和歌山にこなかったのは2社ぐらい。なんやねん、そんなものがいたのかというような業者が、自民党の議員にお金を渡していったい何をしたかったのか」とあきれ顔。また、今回の問題によってIRはやめるべきだという声が上がっていることに対しては、「公共事業に関する汚職は昔からよくある。いまごろそんなことをいう人の見識を疑う」とし、「この問題によってIR計画に遅れが出ることはないだろうが、そうなった場合も政府の手続きに従って淡々とやるしかない」とも述べた。