関係の根底は人と人とのつながり

 紀の川市は先日、ベトナムのクアンナム省と文化交流などを盛り込んだ「友好協力関係の構築に関する覚書」を締結した。同市の平池緑地公園に植えられている大賀ハス、ベトナムの国花がハスというつながり。中村愼司市長らがベトナムを訪れて署名。友好の証として日本から訪越した高校生と現地の高校生らで大賀ハスの植樹も行われた。

 大賀ハスは約2000年前の地層にあった種を発芽させた古代ハス。紀の川市だけでなく全国の他の地域でも植栽されているが、今回の覚書の締結につながったのは、自民党の二階俊博幹事長らが橋渡しに力を入れたことも背景にある。

 地域と地域、国と国のつながりも人間関係と同じことで、相手に対する印象が重要になる。日本が世界的に「信頼される国」と好感を持たれているのも、先人たちが他国に対して行ってきた思いやりの結果といえる。

 ちょっとした気配りでも日本の印象をよくする。例えば、サッカー日本代表チームは海外で試合をしたあと、使用したロッカーを清潔にし、折り鶴とメッセージを置いて帰るという。2年前のワールドカップロシア大会では大きく取り上げられたし、サポーターが試合終了後に行うゴミ拾いも話題となった。「日本は素晴らしい」と称賛を集めた。

 日高地方でも最近は多くの外国人たちを見かけるようになった。外国人に対するもてなしや心遣いが相手の心を打ち、SNSで世界に拡散するかもしれない。そうなれば、日本や日高地方に対するイメージはアップし、大きな成果を生むことになる。国と国、地域と地域の関係も根底には人と人とのつながりがある。(雄)

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